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母校で『ここにおるんじゃけぇ 』上映

 

 

7月5日 母校の富田林高校の人権講演会に呼ばれて行って来た。

 

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昨年に引き続き今年も呼んでもらったが、新しく岸本記念中高一貫コンセプトホールというのができていてそこで講演させてもらった。

 

 

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まだできてばっかり、すごく立派だ。

 

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上映後に佐々木さんとの映像作りで体験したこと。佐々木さんの半端じゃない自由な生き方。そこから私が学んだこと。彼女の影響で今、田舎暮らししながら、身寄りがなくてもお金が無くても動けなくなっても正々堂々とここで死んで行きたい。と考えるようになった。彼女に出会えて私の人生が豊かになったという話などさせてもらった。

そして強制不妊手術のこと。佐々木さんが体はって、訴え続けてきたこと。多くの人たちが社会に発信してきたこと。佐々木さんが亡くなった今ではあるが、やっとメディアが取り上げ、国が動き出した。やっと今。

そして自分がどう生きて行くか。いろんな人とどう一緒に豊かに生きて行くか考えて欲しいと。

 

最後に同窓生のクロダさんにfacebookの友達Tさんの記事を本人の了解を得て朗読してもらった。

 

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3人目の子どもを授かった時、出生前診断をしなかったこと。高齢出産だったので心配ではあったが、上の二人の子ども達を見て、選別=殺すことをしないと決断した。にも関わらず障がいを持った子どもが生まれた時ものすごく戸惑ったこと。でも今、目の前の生まれたばかりの子どもを見て、その子が死にかけているのを見た時、

 

一滴の水を口にすることすらなく、

パパやママに抱きしめられることもないまま

生まれて1日で死なせてたまるものか。

そんなの絶対ゆるさん!!

助けてほしい。

障害があってもいい。

とにかく助けてほしい。

 

そう叫ぶ彼の文からヒリヒリとその思いが伝わってきた。

何度読んでも涙が浮かぶ。

 

ふと気づくと私のすぐ後ろで鼻をすする音がする。確かそこには先生が・・・

 

Tさんは最後に

後悔していない、と言えば嘘になる。今後も辛いことがあるたびに、あのとき「選別」していれば、別の楽な人生があったのかもしれないと、何度も後悔すると思う。

 

でも私はこの人生を選んだ。殺さないことを、「選別」しないことを選んだ。

例え三男に障害があっても、元気に生まれてほしい、生きてほしいと願った。

その気持ちに嘘はない。

願わくば応援してもらいたい。

新しく生まれた三男とその家族を。

 

三男はもう2歳半

つい先日Tさんに会ったら「もう可愛くて可愛くて」と言っていた。

 

そしてこのfacebookを見た友人たちは「全力で応援するよ」「一人一家族だけじゃないよ」「今を精一杯行きてるんだね。素晴らしいよ」とメッセージ。人はすごいなと思う。気にかけてくれている人たちが居るということがどんなに生きる力を与えてくれることか。

 

350人の高校生たちは、ザワザワしながらも途中からしっかり聞き入ってくれた。先生の話では、きっと生徒たちはいま頭の中がいっぱいでいろんなことを考えてグルグル回っていると思う。と。

強制不妊手術のことはほとんどの生徒は知らないようだった。でもちょっとでもそんな話を聞いたなと思ってもらえたら、少しでも考えてもらえたら良いと、そう思って帰ってきた。

 

アレ風邪ぎみだったのにどっかに吹っ飛んでしまってる・・・

 

 

 


at 2018.07.05 Thursday, 21:27, てれれ, ここにおるんじゃけぇ