第3回エンディング講座「夢野家」訪問
千早赤坂村のグループホーム夢野家(ゆめのうち)を訪問
ここは国道沿いにある築40年の一軒家。
認知症の症状があり、要支援2もしくは要介護1〜5の認定を受けている人を対象にみとりも行っている。
「ゆったりと老いる自由をたのしみましょう」とホームページに。
代表の鶴谷文代さんにお話を聞かせてもらった。
実家で親を亡くした後ここにグループホームを作ったそうだ。それまで介護の仕事とは無関係だったが、親の介護をする中でグループホームを作ろうといろいろ奮闘したそうだ。
今6名の方が入所している。家の横の畑で取れる野菜などで食事を作りみんなで食べる
なにより「とても楽しい」という話しが印象的だった。
入所している人もおだやかな顔をしている。
日本間と洋間もあり一人一部屋ずつある。
なんだか、自分の家で何人かと一緒に住んでいるという感じがした。
みんなで奈良ホテルに食事にいったり、6人なので職員の車2台に分乗していろいろな所を訪問しているそうだ。
お風呂も車いすで入るのではなく、シーツをもってハンモックのようにして入浴介助をしているそうだ。
いろいろあるもので工夫すると言う。
なかなか素敵な所であった。
その後、近くの結の里さんでコーヒータイムを取りながら今日の振り返りを参加者とする。
そしてはるかさん家の山にあるツリーハウスを見せてもらったり、お餅をよばれたり歌をうたったり楽しいひと時を過ごす。
そして滝畑に移動して打ち上げ
今回もなかなか有意義な一日でした。
鶴谷さんのような理念を持ってグループホームを運営している「場」というのは貴重だ。
自分家のような雰囲気で終末をケアする人もされる人も楽しく過ごせる「場」の存在を知りとても希望が持てた。
これからも少しいろいろな所を訪問したいと思った。