calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

categories

archives

■2012年てれれをふり返って

 

 今年は何と言っても10周年の記念祭が開催できたことが大きな出来事でした。それと同時に10周年記念誌『カフェ放送てれれ 人と場をひらく映像表現』を刊行できたこともものすごく大きな出来事でした。

 10年を振り返り変わっていったことは、観る人が作る人になり上映する人になったこと。それはてれれをやりたいと思ったら誰でもどこでもできるということ。10年間ほぼ隔月上映をやり続けることができたほど作品が集まったということ。今も新しい作者、作品が集まり続けているということ。その作品をめぐる物語や作者自身の物語がてれれの中にある。すごい物語だ。寄稿文の中からそれらが見えてくる。

 変わらなかったのは、てれれは作品を選ばない事。それがこんなに多くの人に関わってもらえ、いまだにゆっくりではあるが続いていることにつながったのではないか。またてれれはものすごくめんどくさい作業をいっぱいしないといけない。わざわざ見にいかないといけない。でもそれらは関わる人に豊かさをもたらすのではないか。そんなたいせつなものがてれれにはあると発見。そして本を作ったことで堰を切ったように流れ出し、動きだし、いろんな事が繋がり出した。ほんとに不思議だ。

 今年は定期上映会を減らしたがいろいろなやり方で上映が始まった。てれれ大賞は自転車をこいで蓄電しプロジェクターを動かすという「チャリンコ上映」をおこなった。「仕事と私の生き方を考える上映会」、生き辛さをなんとかしたいと「始動ノ初回」という上映会、ねころび上映会、パソコンいっぱい持ち出しての上映。関西学院大学の学生とてれれ作品を観て、作者とトークする侃侃学学TV (Ustream)も始まった。来年早々には堺市で「女性からの映像発信に学ぶ」という上映会。また大阪人権博物館(リバティ大阪)での上映会。「始動ノ初回」第二弾の「今、堂々と人を問う」など皆さんからの企画が留まるところを知らず続く。

 大阪の人たちや団体との交流が面白くなってきた。クリエイティブシェアをしようと各地のアートスペースを訪問するというイベントに参加。てれれもその訪問先になった。パワフルでユニークな団体がいっぱいだ。應典院のネットラジオにも出演。その場で年末に24時間トークイベントもあり、来年早々にはまわしよみ新聞にもゲスト参加。なんだか大阪が可視化されてきたようだ。来年はこの繋がりに接近していきたいと思う。

 それと作品を作りたい。もっと表現したいという思いがひしひしと湧いてきた。だったらみんなで学びながらやろうと「てれれの学校」を始めることにした。撮影や編集の基礎から次の段階。また一年がかりでドキュメンタリーを作る講座やグループ制作講座。また韓国映画から歴史を学んだり監督を呼んで作品を観ながら制作を学ぶなど。他にエンディングを考えることで生き方を考える講座。経済について学ぶ講座。恒例の夏合宿も含めて「てれれの学校」を開催します。ハチャメチャのようで実は繋がっているんです。てれれならではの’’学校’’をめざしたいと思ってます。

 政権交代で景気回復と言われているが果たして実現するのか。もしそうなったとしてもその陰で苦しむ人が増えないか?原発はどうなる?人はもう必要以上の物を手に入れることに疑問を持っていいのではないか。経済から解放されたらものすごく自由になると思う。だとしたら働くってどういうことだろうか?
もっと政治をはじめ自分たちの生活を冷静に見つめる必要があるのではないか?そんなことを考えながら来年のてれれを運営していきたいと思っている。

いっしょに「ええじゃないかてれれ」しながら、豊かでここちよい日常を取り戻そう!!!

下之坊修子

at 2012.12.31 Monday, 14:57, てれれ, -