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「メディアに水をぶっちゃけろ」

 


てれれ2012夏合宿
 

 



今回の合宿はとにかく暑かった。おいしかった。すごく勉強になった。
そして夜はライブとワイン。もうなんともゴージャスな3日間だった。

参加者も個性豊かな人たち。仙台、名古屋、広島、京都、大阪、岡山

と各地から集まった。大学生から60代まで11名。津山の山奥の廃校

を舞台に映像ワークショップあり。エチオピアの映像あり。暑さにも

めげずみんな夢中になり撮影していた。食事の後も話しが続き、夜は

お酒も入りライブとともにかなり遅くまで話しこんだ。

 

 3回目の今年は「メディアに水をぶっちゃけろ」。1回目は「市民メ

ディアを耕す」2回目は「地域に種まくメディア」だった。今回はい

いよ芽が出るときに水をたっぷりかけようとこの講座を企画。



 講師の川瀬慈さんは映像人類学者とし制作したエチオピアの映像を

みながら、エチオピアの北部で差別されながら専業に音楽を担う人た

ちを撮影していった経緯を話してくれた。歌い手と聞き手のやりとり

が豊で即興性や創造性がある。それらの魅力をどう日本に伝えるか、

というところから映像を使っていった。アフリカの生活を標本文化の

ように展示するのではなく、その生活に入り込んで長い時間をかけて

対象との距離感、客観性を持ち、豊かな創造性をカメラに収めていっ

た。そして最近ではその地域の人たちが自分たちで映像を撮りだした。

まなざしの多様性やどういう視点で撮るかなど、今後は知の交流しあ

える場が必要だ。今その試みを大阪などで試みているそうだ。


 


 


 2
日目は藤井さんにワークショップをしてもらった。藤井さんは派遣

労働者の内部告発の映像づくりとかハードディスクを1つしか買えない

釜ヶ崎で毎年行われる夏祭りを撮りたいというおっちゃんのためのワー

クショップをしてきたそうだ。もっと表現していい。もっと物を言って

いい、民主主義を考える。震災以降たくさんのひとたちがyoutubeなど

で発信しだした。しかし社会はあまり変わらない。デモに多くの人が集

まるだけでいいのか。共感できない人にどう伝えるか。市民メディアが

次に問われているのではないか。などの話があり、remoscope というワ

ークショップをする。三脚で固定する。ズームなし。音なし。無加工。

1分間。1カット。という条件で撮影する。それをみんなで見る。前日と

翌日ももう一回。なかなかすごい映像がでてきて、刺激的だった。


最後に2グループに別れ、4カットで撮影して3分の作品を制作した。

ものすごく暑い中の撮影だったが、合宿でみなさん和気あいあいになっ

てきていたし、それぞれの役割がぴったりで、完成後はものすごく盛り

上がった合評会になった。










 

 個人より複数の人が作ると共有する人が増える、広がりができる。

個が公共性を帯びるようになり、社会の共有財産になる可能性がある。

個人の視線をどうネットワークの中で作って行くか、未来につながる

ヒントになる。2日間の講座の中でワークショップをしながら映像を

見ながらいろいろなことを考えされられた。


 

 最後にてれれの作品を上映。いつものようにみんなで話あった。

かなり前に上映した作品も含め、どういう視点で撮るか、どういうまな

ざしで撮るかだいじだと思った。この短い期間の中でも他の人の作品を

見、葛藤し、自分の作品を作って行く参加者をみて、すごく勉強になっ

た講座だったと思った。

 

 


 


 廃校を利用したアーツ&クラフツビレッジの雰囲気の良さと東京から

たまたま帰っていたシェフの人が料理を作ってくれ、タマネギや野菜の

素材をおもいきり生かした料理に大満足。手作り生パスタのもうなんと

もおいしかったこと!夜は阿部ひろ江さんのライブもありで、昼間の緊

張感が取れ、自然な流れで交流が進み、ワインやビールを飲みながら、

遅くまで話がつきなかった。




 

 最後の日オプションでここのオーナー夫妻による手織りや木工の体験

もさせてもらった。私は汗を吹き出しながらスプーンを作ったがおもっ

たよりすてきなのができた。帰りは奥津温泉まで送っていただき、ひと

風呂浴びて帰宅。やっぱりすごい講座でした。

 






at 2012.08.01 Wednesday, 19:16, てれれ, 夏合宿