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山形国際ドキュメンタリー映画祭

 
やっと昨日帰ってきました。
山形場外  垂れ幕   

『ここにおるんじゃけぇ』の上映は6日から始まった映画祭では
最後の方の11日。広島から佐々木千津子さんが新幹線を乗り継
いで駆けつけてくれた。連休が終わって帰った人が多く、参加は
少ないと思っていたが100人以上観てくれた。



会場  山形佐々木トーク


短い時間の中での質疑応答に佐々木さんも加わってくれた。
字幕の件でいろいろあった。脳性マヒの人の言葉が聞き取りにくい
ことが多い。今回は英語字幕付きで上映。最初は聞き取りにくか
ったが映画の最後の方ではかなり分かるようになったということ
だった。どうするかは難しい選択だ。
 
すごい映画をいっぱい観たつもりだが、結局半分ぐらいしか観ら
れてない。
でも監督さんたちと話ができたのは収穫だった。
 
 
映画祭が用意してくれたホテルの朝食はおにぎりと味噌汁とおつ
けもの。
むむむ、おかずがない!と思ってしまった。
 
がしかし、その朝食の時にいろいろな監督さんと話ができた。
最初はベトナムの監督とプロデューサー「ティー」さんの話。
なんと彼女は米国でメディアセンターに関わっていて、すごく
面白かったので
ベトナムに帰りメディアセンターを立ち上げたそうな。
それで緊急インタビューをさせてもらった。撮影と編集は
『さよならUR』の監督
早川さんがしてくれYou tubeにアップされた。
http://www.youtube.com/watch?v=4JCWg69hQpA
助成金をドイツからもらい、ワークショップを無料でしている。
応募は200人
ぐらい。その中から10人選んで行う。とにかく
やる気がある人。真剣に映画
づくりをしたいと考えている人を
選ぶそうです。
今回アジア千波万波の特別賞を受賞した作品『柔らかな河、
鉄の橋』はその
講座生4人が作ったものだそうです。
すごい!!
 
 
翌日の朝
小林茂さん『チョコラ』と土井敏邦さん『 ‘’‘’を生きる』
が話していた。
土井さんが「なぜ山形でこんな映画も上映されるのか」と言って
いたような。それに小林さんが答えて
 
昔、小川伸介さんが
「この映画祭を開催した時、海外の欧米の作品ばかりが集まる。
自分たちは
アジアの作品を上映したかったのではないか」
 
ということになり「アジア千波万波」の前進アジアコーナーが
できたそうだ。
そこに台湾とかアジアの人の作品が出品される。たかだか5分
とか10分とかの
しかもぜんぜん作品とはいえないようなものを。
 
それに対して小川伸介さんは「これでいいのだ、一週間滞在費を保証
されて、他国の
作品をどんぶんに見て、帰って次にすごい作品を出し
てくる。それがこの映画祭の
目的なんだ」と。
 
「映画はもっと自由でいいのだ!もっと何でもやっていいのだ。」
と小林さんの熱の
こもった話が続く。
 
 
「昔『阿賀に生きる』という映画を作っていた時、お金がなく山形の
橋の下でテ
ントを張って映画祭に参加した。その後、上映してもらっ
たがすごく批評され、帰ってまた一からラッシュを見直し、作り直し
た。映画になった。
我々は水俣病を撮っているんじゃない。病気とともに生きている人間
をえがくこ
とだと。
 
これは閉会のとき上映された『まなざしの旅 土本典昭と大津幸四郎』
の中でも
でてきた。病気を撮るのではなく人を撮るのだ!!ここに
映画の原点というか
「映画とは」が見られた。
 
今回の映画祭に参加して、私はやっと「映画」という扉の前に立った
ような気が
した。
 
最後に、面白くない作品もあるかもしれない、でもそれを見て批評し
あって、あなたがおもしろい作品をつくるのだよ!!という小林監督。
たしかに。
 
『映画』という扉を開けるかどうか、一瞬躊躇した。



しかし「修子ばあちゃんおもろいの作ってるなあ」と80歳ぐらいに
言われるのもいいかもと思ってしまった。
 

at 2011.10.16 Sunday, 14:23, てれれ, ここにおるんじゃけぇ